ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< [Emacs] [auto-complete] web系のモードのバッファで補完候補をシェア | main | [Emacs] 「、。」をよしなに「,.」に変換してくれるマイナーモード >>
2016.02.25 Thursday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2015.12.20 Sunday

「村上隆の五百羅漢図展」

観てきた。

村上隆さんは賛否いろいろな話を聞くアーティストではあるものの、実際に観
たことある作品は 「ミラーニューロン」展で観た DOB 君くらいだったので、
興味があった。

この展覧会で展示されているのは、タイトルにもなっている超大作 「五百羅漢
図」と、この作品の制作に至るまでの、村上隆さんの比較的最近の作品が多数。
思想も作風もあまり知らなかったので、こうして一挙に観られる機会はありが
たいし、楽しかった。

印象に残ったのは「日本の伝統的な美術の文脈で」アートへのマンガ・アニメ
などの影響を捉えるという思想と、その表現。中でも CG ・マンガやグラフィ
ティなどの現代的な表現と仏教的なモチーフとが融合した 「達磨」や「円相」
などは、サイケでもあり、一方でしみじみ心に沁みるものもあり、うまく言葉
にできないけどカッコいい!

「「それ自体意味を持たない」という意味を持つ」キャラクター DOB 君があら
ゆるところに出現するのも、うまく言葉にできないけど、感じるものがあった。
原子力への不安であったり、進歩しすぎて自らの重みで崩壊していく社会への
不安を、 DOB 君らしきものをひどく変形したカオスで表現した、「ゲロタン」
や 「宇宙の産声」も強烈だった。

そして何と言っても五百羅漢図のスケール。全長100メートル (実際には5
0メートルの部屋×2に分割)の巨大な絵画にビッシリと並ぶ五百羅漢は本当
に圧倒的で、展示室にいるとなんていうか宇宙を感じる。よく見るとそのひと
つひとつも表情からポーズ、背景まで丁寧に描かれていて、100メートルか
らどの30センチを切り出してもそこにストーリーがある。マンガ的な手法を
取り入れて描かれた羅漢には一人一人に愛嬌があって、壮大でいて同時に「カ
ワイイ」。一体一体でも絵になる羅漢がずらっと100メートルにわたって並
んだ姿は尋常じゃない。こんなスゴイ熱量の絵を観たのは初めてだと思う。お
もわず「やりすぎ……」と思ってしまうくらいのパワー。

それもそのはずこの作品は村上隆ひとりでなく、多くの美大生の協力を得て制
作したものだそうで、そのための指示書なども展示されていた。しろうと目に
はどこが悪いのかわからない絵にも「この空間にキッチリドラマをぶち込め!
!!」など厳しいコメントが付けられていてこだわりを感じた。だからこそあ
のパワーが出せるんだと思う。同時に、これほどのこだわりにも皆が付いてく
るほどのカリスマや、尊敬を得ているからこそ、そのエネルギーに支えられて
作れた作品なんだなとも思った。
2016.02.25 Thursday

スポンサーサイト

コメント
コメントする








 
Powered by
30days Album
PR