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2016.02.25 Thursday

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2016.02.25 Thursday

ラファエル前派展

に行ってきた (@文化村)。

いわゆる「美術」でよく観に行くのは印象派やシュルレアリスムなのであんま
り選んで観ることが少ないジャンルだけど、面白そうだったので観に行ってみ
た。

作品の雰囲気は全体にファンタジック&ロマンチック。ロマン主義的な自然の
壮大な描写だったり、神話や戯曲などをモチーフにした文字通りファンタジー
な作品など。壮大な神話の世界を想像で絵にして想いを馳せるのは、なんだか
今ドキのファンタジーイラストにも通じるものがあるなと思う。『聖杯を探す
ガラハッド卿』とか今の感覚なら完全に中二病の世界観。ワクワクする。

ラファエル前派は 1848 年ころから短期間英国で活躍した一派で、ロマン主義
的な、自然に忠実で反産業的な作風が特徴なのだそう。当時はある種の現実逃
避的な機能というか、忙しい現実といったん距離を置いて自然や神話の神秘に
思いを馳せる、そんな部分が評価されていたらしい。僕はずっと、旅や懐古趣
味、ファンタジーのたぐい魅力の本質は、現実逃避、ここではないどこか、文
化・常識や景色への淡い期待、にあると思っていたので、ウンウンと思いなが
ら解説を読んだ。

「ストーリー」を感じさせるような作品が多くて、この人たちは何をしゃべっ
てるのかなとか、いろいろと想像しているうちにいつの間にか向こう側の世界
に引き込まれている感じが楽しい。特に、ナルキッソスに惚れたエコーが物言
いたげに(言えない)しているウォーターハウス『エコーとナルキッソス』や、
騎士団に出征する兵士とその恋人が別れを惜しむミレイ『ブラック・ブランズ
ウィッカーズの兵士』などは登場人物の心理描写が本当に絶妙で、美しいシー
ンだった。

個人的には、初期の作品がド直球のロマン主義で、遠近法が大前提の深い森と
か荘厳な自然の表現が多かったのに対して、だんだんと絵本のような、ところ
どころパースが崩壊していたり、やたら装飾的だったり、「おしゃれ」で「イ
ラスト的」な作風に移行していくのが、現在のファンタジーイラストへも間接
的に繋がっているような感じがして印象的だった。
 
2016.02.25 Thursday

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